【mouseX5-R7】建築3DCADはRyzen7&Radeonでもサクサク動く

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mouse X5-R7

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令和3年4月14日時点の内容です。

住宅設計3次元CAD(建築3DCAD)を使って20年のNORI(@norino_mono)です。
住宅設計専用の建築3DCADの多くが指定する動作環境はインテルCore i5(推奨Core i7)以上ですが、何台かAMD RyzenプロセッサーやRadeon Graphicsをテストさせていただきましたが、動かなかった機種は無く、仕様にもよりますが思った以上に快適に動作する機種も多いです。

と、言う事で今回はマウスコンピューターさんの【mouse X5-R7】のレビューになります。

クリエーターPCではありませんが、建築3DCADや耐震シュミレーションの計算時間なども早く、オールマイティな使い方ができるスタンダードモデルのノートPCです。

貸与品

(株)マウスコンピューター様からmouse X5-R7 をお借りしてのレビュー記事になります。

mouse X5-R7

ちょうど一年程前にレビューさせていただいた、同じX5シリーズのmouse X5-Bは生産終了していますが、今回のmouse X5-R7は、プロセッサーがRyzen5からRyzen7になっています。

mouse X5-R7 スペック

モデル名mouse X5-B
OSWindows 10 Home 64ビット
CPU
プロセッサーAMD Ryzen7 4800H
 プロセッサー
詳細8コア/16スレッド/2.9GHz/ブースト時最大4.2GHz/8MB L3キャッシュ
グラフィックスグラフィック・アクセラレーターRadeon グラフィックス
ビデオメモリ512MB+メインメモリからシェア(最大 約4GB)
メモリ標準容量8GB (4GB×2) デュアルチャンネル
スロット数/最大容量2 (空き 0)/ 最大64GB (32GB×2)/SO-DIMM
メモリタイプDDR4 2666
ストレージM2.SSD512GB (NVMe対応)
カードリーダー1 (左側面×1)
[対応メディア:microSDメモリーカード(SDXC,SDHC 含む)]
液晶パネル液晶15.6型 フルHDノングレア(LEDバックライト)
解像度1,920×1,080 デジタル接続時 最大 3,840×2,160 1,677万色
外部出力解像度デジタル接続時 最大 3,840×2,160 1,677万色※8
サウンドハイデフィニション・オーディオ
インターフェース・端子 ディスプレイ1 (HDMI 右側面×1)
USB2.01 (Type-A/ 左側面×1)
USB3.03 (Type-A/ 左側面×1、右側面×1、Type-C/ 右側面×1 ※USB Power Delivery対応)
ネットワーク(LAN)1 (1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T(RJ-45) / 左側面×1)
サウンドヘッドホン出力/ ヘッドセット(CTIA準拠 ミニジャック メス/ 左側面×1)
無線インテル® Wi-Fi 6 AX200 (最大2.4Gbps/ IEEE802.11ax/ac/a/b/g/n) + Bluetooth 5モジュール内蔵
WEBカメラ100万画素 (Windows Hello 顔認識カメラ搭載)
マウス高精度タッチパッド
キーボード日本語バックライトキーボード (ホワイトLED/ 88キー/ キーピッチ約18mm/ キーストローク約1.4mm)
スピーカーステレオ スピーカー (内蔵)
マイクデュアルアレイマイク (内蔵)
電源バッテリーリチウムポリマー
ACアダプター90W (19V), AC100V (50/60Hz)
動作時間約 18.5時間
本体寸法 幅×奥行×高さ(mm)356×233×17.9mm (折り畳み時/突起部含まず)
重量(標準バッテリー使用時)約 1.49kg

mouse X5-R7 外観

最初に外見から見ていきましょう!

以前レビューしたmouse X5-Bと同じ赤いマグネシウム合金のボディです。外見は変わらない印象です。

サイズもX5-R7と同じく幅356mm×奥行233mmです。

厚さは17.9mmでこちらも同じになります。ちょうど同じタイミングで同じ画面サイズ15.6型のワークステーションをテストさせてもらっていましたが、厚さ約31mmで、掴んでみるとこのmouse X5-R7は体感的に半分くらいに感じちゃいました。

前面・背面からの画像ですが、横に比較対象になる物を置いとけばよかったと思いますが、建築で使う寸法でいう6分とほぼ同じです。背面に通気口だけです。

左側面には、左側から『セキュリティスロット』×1、『ネットワーク(LAN)端子』×1、『USB2.0 Type-A』×1、『USB3.0 Type-A』×1、『ヘッドホン出力/ヘッドセット端子』×1、『カードリーダー(microSDメモリーカード)』×1です。

右側面には、左から『USB3.0 Type-C端子』×1、『USB3.0 Type-A端子』×1、『HDMI端子』×1、『電源端子』×1です。

底面には、通気口と滑り止めのゴムが奥側と手前側に一本づつ配置されています。

重さは、実測で1459.5g。mouse X5-Bと比べると約50gだけ重くなっていますが、この重量なら快適に持ち運びに使えます。

電源アダプタは実測500g。約18.5時間のロングライフバッテリー搭載ですので持ち運ばなくても日帰り出張などなら大丈夫です。ちょっと気になったのが、AC100V側のケーブルが太めで固い事。もう少し細かったら体積も減るのにって思ったりしました。

最大の開き角度はこんな感じで、フラットにはならないタイプです。

ディスプレイはノングレア(非光沢タイプ)の15.6インチ。ナローベセルで上部にカメラが配置されています。。

キーボードは、日本語キー。キーピッチは標準的の約18mm。ストロークはカタログ値で約1.4mmで少し浅めです。タッチは悪くないですが、ちょっとカチャカチャする感じを受けます。

タッチパッドはボタンが分割されていないタイプ。

          

X5-R7搭載のAMD Ryzen 7Radeon Graphicsのラベルが貼られています。

mouse X5-R7 特徴

mouse X5-R7公式ページから引用して紹介しますと

快適OS Windows10

標準が、Windows10 Home 64ビットですが、Windows 10 Pro 64ビットへの変更も可能です。

高性能Ryzen7搭載

コア数が強化された AMD Ryzen™ 7 4800H 搭載

マルチタスクに優れたCPUで、仕事から遊びまで幅広い用途に対応

「mouse X5-R7」では、最新の「AMD Ryzen™ 7 4800H プロセッサー」を採用。

従来製品で採用の「AMD Ryzen™ 5 3500U」に比べ、コア数は2倍の8コアとなり、動作クロックも向上したことで、シングルコア性能が約1.3倍(※1)、マルチコア性能が約3.2倍(※1)にアップし、マルチタスク処理が大幅に高速化しました。

毎日のオフィスワークに加え、本格的な写真編集といった重量級のタスクまで、より快適にお使いいただけます。

mouse X5-Bと比べるとCPUパフォーマンスがシングルスレッドで約1.3倍、Multiスレッドで約3.2倍向上しているそうです

最大64GBメモリ搭載可能

大容量 64GBメモリへのカスタマイズ可能

高性能化したCPUのパフォーマンスを引き出す

高性能化したCPUに合わせ、メモリスロットをデュアルチャネル構成に対応し、最大64GBまでのカスタマイズに対応しています。

シングルチャネル構成(8GB×1)の従来製品(mouse X5-B)と比較して、デュアルチャネル構成(4GB×2)を標準とした本製品のデータ処理性能は約77%アップ(※1)と、大幅に性能が向上しています。

また、大容量メモリにカスタマイズすることで、CPUとストレージ間でボトルネックとなるデータ転送の遅延を軽減し、大量のデータを扱う集計作業や画像/映像編集といった用途で効果を発揮します

スリム&長時間動作

軽く剛性の高いマグネシウム合金採用のスリムボディ

素材にマグネシウム合金を使用した薄型・軽量設計を引き続き採用しており、Mouse F5シリーズと比較し、約25%薄く約570g軽い筐体で、より持ち運びに適したデザインに仕上がりました。

美麗な広色域液晶を採用

画像編集に適した広色域液晶を採用

見やすい 広視野角&高い色再現の大きめ液晶パネル

sRGB比 約100%の広色域な液晶パネルを標準搭載していますので、色確認用の専用モニターがない環境においても、精度の高い色彩表現が可能です。

加えて、角度による色味の変化が起こりにくい、上下左右178°の広視野角パネルを採用しているため、少人数でのプレゼンなど複数人で1台のPCを見るシーンにおいても色味の変化が少なくユーザーの意図通りの色を表示することができます。

「使いやすさ」に応える機能

「使いやすさ」に応える充実の機能USB Power Delivery 機能

右側面に搭載している USB Type-Cコネクタは、内蔵バッテリーを充電することが可能なUSB Power Delivery機能に対応していますので、 一般的な USB Power Delivery充電器 (※) の使用が可能となり、スマートフォンをはじめとしたUSB type-C充電を行う機器との共有が可能です。
パソコンの用途を広げる機能を複数備え、日常での使いやすさをサポートします。

Windows Hello対応顔認証カメラ

液晶上部に設置されたWEBカメラは、Windows Hello顔認証に対応。
WEB会議やビデオチャットを行う際に、より自然な角度で会話が可能なことに加え、顔認証機能を用いることでパスワードを打ち込む手間を軽減しセキュリティ性を高めます。

Wi-Fi6に対応した無線LAN 搭載

Wi-Fi5と比較し、約5.5倍高速なWi-Fi6に対応した無線LANモジュールと、1Gbpsの有線LAN ポートを標準搭載し、テレワークに適した柔軟なネットワーク環境を構築することができます。

mouse X5-R7 実機テスト

今回も仕事で使う建築3DCAD(住宅設計3次元CAD)の動作確認をメインにテストしてみます。

建築3DCAD使用(ALTA SS)

僕の使っている建築3DCADをインストールする時に動作環境の確認画面です。

建築3DCADメーカーの指定する動作環境のCPUがインテルに指定されていますので、今回のAMDのRyzen 7の部分と、ビデオカードのAMD Radeon Graphicsの部分が黄色くマークされ『弊社サポートへご確認く…』と表示されていますが、今まで何台ものRyzen プロセッサでテストしましたが、すべて問題無く動作していますので、このままスルーしてインストール作業を行っていきます。

図面入力

いつもの住宅性能表示の図面を使います。15.6型のディスプレイとタッチパッドで十分図面の修正が可能です。 

パース作成

パースの自動生成ですが、最後の描画ができるタイミングでちょっとモヤっとする感じがありましたが、普通に作成できます。

タスクマネージャーを表示させると、一瞬だけCPUの使用率が高くなっているタイミングがありますがその時にモヤっとする感じですが、作業中のCPUの使用率にはぜんぜん余裕があります。さすが、8コア16スレッドと言う印象です。

構造パースを回してみる

目がまわるくらいの速さでグルグルと回っています。

おまけのWallstat

今回もWallstatを回してみました。バージョンは4.39。、 データは編集ファイルサンプル2を使用です。

計算は、約7分33秒。mouse X5-Bは約9分31秒でしたので、2分程早く計算が終わりました。

シュミレーション部分も引っかかりなく動きますので、十分実務で使えます。

こちらの計算時もCPUの使用率に余裕があります。

おまけのCINEBENCH_R15(参考程度)

今回もGPUの性能もわかるようにCINEBENCHI_R15を走らせてみました。パソコンは「電源モード:最も高いパフォーマンス」にしてあります。

8コア/16スレッドのCPUのスコアはとても良く、mouse X5-Bと比べるとCPU、OpenGLともに上回っています。

おまけのCINEBENCH_R20

Crystal Disk Mark

ストレージのテストでCrystal Disk Markを走らせてみました

mouse X5-BはSATAでしたが、このモデルはMVMe対応で、読み書きの速度も速くなり、データをアクセスするプログラムの作業速度が速くなったのはもちろん、建築3DCADなどの大きなプログラムをインストールする時間も目に見えるように早くなりました。

動画編集ソフト(試用版)

mouse X5-R7で、動画編集ソフトも試してみました。

EaseUS Video Editor (試用版)

パソコンのデータ復旧でお世話になっているEaseUSさんのVideo Editorの試用版でテストしてみました。

いつもの2分8秒のmp4の動画ファイルをMOV形式で書き出すと約45秒で終了。

mouse X5-Bの時は、mp4での書き出しをしてしまいましたが約55秒でした。確実に性能アップしています。

mouse X5-R7のゲーミング性能のテスト

ゲーミングパソコンではありませんが、パソコンの性能の基準として、ゲームの動作のテストとしていくつかのベンチソフトを走らせてみました。

FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION BENCHMARK

画面サイズは1,270×720の軽量品質で動作困難の評価です。

FINAL FANTASY XIV SHADOWBRINGERS

FINAL FANTASY XIV SHADOWBRINGERSのBENCHを走らせてみます。

1920×1080の標準品質で普通、1920×1080の高品質でやや快適、1920×1080の最高品質では普通の評価になりました。

ドラゴンクエスト X ベンチマーク

解像度1,920×1,080の最高品質でテストをしましたところ、『とても快適』の評価でした。

ゲーミングパソコンでは無いので、重いゲームに対してのスコアは低いですが、基本性能が高いので普通のゲームでしたら、快適に動作します。

Windows Hello

ディスプレイ上部にあるWebカメラは、セキュリティのWindows Helloの顔認証の機能もあります。

僕の普段使いのパソコンはPINを入力して解除しているのですが、この顔認証はホント早くて気持ちいいです。

購入をおすすめしたい方

今回テストしたmouse X5-R7は、公式サイトに

「使いやすさ」を考えてストレージを増量、WEBカメラ標準搭載
テレワークから在宅学習まで、幅広いシーンで活躍するスタンダードモデル!

マウスコンピューター【公式ページ】

とありますが、テレワークでも建築3DCAD(住宅設計専用)が使えるくらいの性能を持っていますし、薄くて軽いので持ち運びも苦になりませんし、家の中だけでなく、バッグに入れても運ぶこともできます。

今の時期は減りましたが、お客様宅でのプレゼンや勉強会に持って行っても使えますし、ディスプレイも15.6型と丁度良いサイズでオールマイティーに使えます。

Windows Helloの顔認証がとても速く快適で、いちいちパスワードやPINを打ち込む必要も無いので外出先やテレワークで子供にパソコンをいじられたりする事も減るのかな?と思いました。

僕も、建築3DCADも難なく動きますので、サブマシンでは無くメインマシンとしての購入を検討してもいいのかな?と思いました。

通常モデルが10万円台から購入できますし、使い方によってメモリやSSDのカスタムも可能ですので、家で仕事をしたいんだけど…と言う方から在宅勉強、僕の様に建築3DCADを使いながら持ち運びが多い方までおすすめできるオールマイティなパソコンです。

まとめ(僕個人の感想)

マウスコンピューターさんより【mouse X5-R7】をお借りしてテストしてみました。

以前お借りした、mouse X5-Bから約一年、CPU、グラフィックス、SSD、無線、バッテリーの性能がアップして、テストしてみてもはっきりと感じられました。

また、マウスコンピューターさんのパソコンは、国内生産カスタマイズパソコンと、コールセンターの受付時間24時間365日、修理パソコンの到着から返却まで72時間で修理完了以前は96時間だったが短くなったようです)と仕事で使うのに安心なパソコンです。

この赤いパソコンは『シャー専用』みたいで、かっこよく持っててワクワクして、仕事も勉強もはかどりそうな一台です。

製品仕様・販売価格については変更となる可能性がございますので、ご購入時にメーカーサイトでご確認ください。

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