安心安全な住まいづくりにおすすめの構造計算ソフト【3選】

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長期優良住宅が始まり10年を超えましたが、平成29年度で木造住宅に占める認定割合が18.8%と僕が思っていた以上に少ない割合でした。

安心・安全な優良な住宅を長く使うというコンセプトは、とても良い事なのでもっと増えていてもいいと思うのですが…。

長期優良住宅の中で、難易度が高めなのが構造と省エネ性能ですが、長期優良住宅をクリアする方法は、大きく分けて壁量計算基準の計算方法と許容応力度計算による2つの方法がありますが、建築3DCADに内蔵されていたりオプション設定されていたりしますが、建築3DCADが無くても使える構造計算ソフトがありますので、木造軸組み工法のソフトを紹介したいと思います。

構造計算ソフト(順不同)

他にもありますが、有名どころの3つのソフトをピックアップします。

STRDESIGN(ストラデザイン)

もうVer.18になるご存じの富士通エフ・アイ・ピーの木造建築構造計算システムの『STRDESIGN(ストラデザイン)』です。

参照:STRDESIGN(ストラデザイン)公式

通常版
延床面積500㎡まで
主な機能許容応力度計算
壁量計算(46条、N値、偏心率)
性能表示(長期優良)
梁断面算定(46条、N値も可能)
3次元可視化ツール
オプション混構造オプション(延床面積500㎡まで)
ポストグリッド基礎工法

このソフトは僕の使っている建築3DCADをはじめ他の3DCADから書き出したデータをもとに構造計算ができる利点があり、僕も構造計算事務所に外注をするようになるまで、使っていました。

KIZUKURI

現在、建築『コンピュータシステム研究所』から発売されている『KIZUKURI』です。

参照:KIZUKURI(公式)

軸組工法
範囲軸組工法(平屋、2階、3階建て住宅)および1階がRC・S造で2~3階が木造軸組工法の混構造住宅の木造部分の構造計算を行います。
法第20条2号、第3号、第4号対象
平面の通り軸数は、X・Y方向とも180通り(179グリッド)まで使用できます。

令第81条第2項2号イ(層間変形角・剛性率・偏心率)に対応します。
500㎡を超える木造構造(店舗・老人ホーム・集会所・学校 etc.)

こちらも歴史古く、現在は『コンピュータシステム研究所』から発売されていますが、僕の使っている建築3DCADと同じ会社になった事により、連携がとられるようになりましたが、未経験です。

以前のKIZUKURIはストラデザインと比べると難しいイメージがありましたが、現在では構造初心者でも直感的にわかるグラフィカル。インターフェイスで操作が簡単になったそうです。

ホームズ君「構造EX」

参照:ホームズ君(公式)

構法木造軸組構法(ツーバイフォー工法は適用外)
金物工法に対応(在来仕口と混在可能)
用途戸建住宅、集合住宅、高齢者施設、幼稚園、店舗、事務所、倉庫など
階数2階建てまで ※許容応力度計算オプションは3階建てまで
面積2000㎡まで(プログラム認定の範囲は500㎡まで)
規模150グリッドまで対応
追加登録可能部材・耐力壁              ・柱頭柱脚接合金物    ・制振ダンパー
・床倍率仕様        ・水平構面仕様
・横架材仕口、継手(在来または金物工法)

僕の肌感ですが、以前から住宅性能表示を設計されていた設計事務所さんではあまり聞きませんが、長期優良住宅が始まった以降取り組まれた設計事務所さんで、購入している人が一番増えている感じがします。

使いやすさと、『省エネ設計』や『耐震診断』ソフトが組み込めたりとすごく便利なので、人気があります。

まとめ:使う環境によって選ぶのが一番!

各社それぞれ、設計できる建物規模など特徴があります。

また、使っているCADや省エネ計算ソフトとの連携もありますので、それによって選ぶのが適切だと思います。

僕がSTRDESIGNを導入したのは、使っている建築3DCADが当時連携機能があった事と、協力構造設計事務所さんがSTRADESIGNを使っていたため、僕が建築3DCADから書き出した図面データをそのまま設計事務所さんに送れるメリットがありました。

お使いになられている建築3DCADからの書き出しや協力事務所さんとの連携があまりないようでしたら、使い勝手もあると思います。

各社、体験版がダウンロードできたりしますので、試してみる事もおすすめします。

nori

nori

日頃は住宅建築業界で働いている副業ブロガーです。

仕事で使う建築3DCADが動くパソコンをはじめ、作業環境など快適な環境になる情報を伝えて発信しています。

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