ASUS【ProArt StudioBook Pro 17 W700G3T】レビュー

8 min
ProArt StudioBook Pro17 W700G3T

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住宅設計3次元CAD(建築3DCAD)を使って20年のNORI(@norino_mono)です。
今回は前回レビューしたASUSのワークステーションProArt StudioBookの同シリーズの 『ASUS ProArt StudioBook Pro 17 W700G3T』のレビュー記事になります。

これもサクサクと動作する快適で浪漫のあるマシンでした。

貸与品

本記事はASUS様より商品をお借りして作成しました。

ProArt StudioBook Pro 17 W700G3T

今回お借りしたProArt StudioBook Pro 17 W700G3Tは、ASUSの17型のモバイルワークステーションです。

製品仕様

製品名ProArt StudioBook Pro 17 W730G5T
型番W700G3T-AV093R
本体カラースターグレイ
OSWindows 10 Pro 64ビット
CPUCPU名インテル® Core i7-9750H プロセッサー
動作周波数2.6GHz/4.5GHz
キャッシュメモリインテル® スマート・キャッシュ 12MB
チップセットモバイル インテル HM370
メインメモリ標準32GB
仕様DDR4-2666 ECC対応
表示機能ディスプレイ17型ワイドTFTカラー液晶
表面仕様ノングレア
解像度1,920x1,200ドット (WUXGA)
タッチパネル非搭載
グラフィックス機能NVIDIA® Quadro RTX™ 3000
Max-Q (NVIDIA® Optimus™ Technology対応)
ビデオメモリ6GB
外部ディスプレイ出力最大7,680×4,320ドット
記憶装置SSD1TB (PCI Express 3.0 x4接続)
光学ドライブドライブの種類
読み出し速度
書き込み速度
サウンド機能サウンド規格ハイ・デフィニション・オーディオ準拠
スピーカーステレオスピーカー内蔵 (1W×2)
マイクアレイマイク内蔵
Webカメラ92万画素Webカメラ内蔵
センサ指紋認証
通信機能LAN1000BASE-T/100BASE
-TX/10BASE-T(RJ-45)
無線LANIEEE802.11a/b/g/n/ac/ax
Bluetooth機能Bluetooth® 5.0
入力機能
キーボード86キー英語キーボード(イルミネートキーボード)
ポインティングデバイスマルチタッチ・タッチパッド (NumberPad)
インターフェイス外部ディスプレイ出力HDMI×1
USBポートUSB3.1 (Type-A/Gen2) ×3
Thunderbolt 3 (Type-C) ×2
カードリーダーSDXCメモリーカード、SDHCメモリーカード、SDメモリーカード
オーディオマイクロホン/ヘッドホン・コンボジャック×1
セキュリティスロット搭載
電源ACアダプターまたはリチウムポリマーバッテリー (3セル)
バッテリー駆動時間約6.8時間
バッテリー充電時間約2.6時間
消費電力最大約230W
エネルギー消費効率12区分 35.5kWh/年(81%)
サイズ (突起部除く)幅382mm×奥行き286.mm×高さ19.9mm
質量約2.48kg
保証期間本体:購入日より12ヵ月のインターナショナル保証+購入日より12ヵ月間のASUSあんしん保証(日本国内保証・要登録)
バッテリーおよびACアダプター:購入日より12ヵ月の日本国内保証
ビジネス統合アプリ
主な付属品ACアダプター、製品マニュアル、ScreenPadガイド、製品保証書

外観

ProArt StudioBook Pro 17 W700G3Tの外観です。

本体カラーはスターグレイです。ProArt StudioBook Proシリーズは同じ、斜めにヘアライン仕上げのような筋が入っています。撮影日は曇った日で、この仕上げは照明の当て方が難しく感じました。でもカッコイイです。

本体サイズは公称で、幅が約382mm奥行が286mmです。同じ17型のProArt StudioBook Pro X W730G5Tより奥行きが少し大き目です。

カタログでの高さは19.9mmです。高性能PCと考えると薄く事務所内での持ち運び時に薄さを感じます。

前面には中央に表示のLED、背面には通気口が見えます。

左側面です。左側から『セキュリティスロット』×1、『通気口』、『電源ジャック』×1、『Thunderbolt 3(Type-C)』×1、『HDMI』×1、『USB3.1 Type-A Gen 2』×1、『マイクロホン/ヘッドホン・コンボ・ジャック』×1、『SDメモリーカードリーダー』×1です。

右側面、画像左側から『USB3.1 (Type-A/Gen2)』×2、『通気口』が並びます。

底面は、こんな感じ。高性能グラフィックス搭載の割に通気口が小さい感じがします。

ASUS公式ページに記載の質量は約2.48Kgですが、実測2,399.6g。高性能パソコンは、重いです。

電源アダプターの実測は、729.3g。

電源アダプターのサイズ感は、こんな感じです。

電電アダプターは230.0Wです。PrArt StudioBook Pro Xは280Wですので、少し小さいです。

本体と電源アダプターを合わせての実測は3128.7gです。17型の高性能パソコンですので、さすがに重いです。

電源アダプターとProArt StudioBook Pro 17 W700G3Tを並べてみるとこんな雰囲気。

ディスプレイは180°開き、フラットになります。

今回のProArt StudioBook Pro 17 W700G3Tのディスプレイは17型ワイドTFTカラー液晶の非光沢タイプ。
ProArt StudioBook Pro シリーズは、すべてアスペクト比16:10で1,920×1,200ドットのWUXGA。

上部にはカメラ内蔵で、左右と上部はベセルが細いですが、下部が少し広くなっているのがProArt StudioBook Pro X W730G5Tより、折り畳んだ時の奥行き寸法が大きいです。

キーボードは、テンキーの無い86キー英語語配列タイプ。キーボードの中心がディスプレイの中心に来るので、こちらの方が好みの方も多いと思います。キーボード奥側のスピーカーは、ProArt StudioBook Pro X W730G5Tより奥行きが少しだけ広くなっています。

キーボード右下部には

  • ProArt StudioBookの商品特長のラベル
  • 第9世代 インテル Core i7 プロセッサのラベル
  • NVIDIA QUADRO RTX STUDIOのラベル

があります。高性能の主張を感じます。

キーボード左手前には、『ASUS 安心保証』のラベルと、指紋センサーがあります。
PrArt StudioBook Pro Xの指紋センサーの位置とは左右逆です。僕は右利きで、まず最初に右手を動かすので右の方が感覚的には良かったですが、どっちがいいかは人それぞれだと思います。

キーピッチは一般的な19mm(18.5mm?)。腰のある押し心地がいいキータッチです。このシリーズ以外はまだ触った事がありませんが、ASUSのキーボードは意外とお気に入りです。

タッチバッドは、普段は左画像の様に普通のタッチパッドに見えますが、右上のマークを長押しすると右側の画像の様に数字が浮かび上がって、テンキーのように使えます。確認申請書や決算書作成などの数字を打ち込む作業の時とても便利そうです。

ProArt SutdioBook Pro X W730G5Tのディスプレイになるタッチパッドと比べるとこちらの方が、クリックの感触は上でした。

製品特長

ASUS公式サイト内のProArt StudioBook Pro 17 W700G3Tのページから引用して紹介しますと、

  • 世界最薄、Quadro® RTX搭載ワークステーション
    • ProArt StudioBook Pro 17は、NVIDIA® Quadro® グラフィックスを搭載したノートパソコンの中で、世界最薄を目指してデザインされました。さらに、10:9の画面比率を持つ狭額ベゼルディスプレイを搭載することで、コンパクトなボディに臨場感溢れる大画面を実現しています。また、スターグレーのメインカラーにローズゴールドのアクセントを加え、スタイリッシュで洗練されたデザインとなっています。
  • 15インチサイズと同等のサイズ感
    • 17インチの大画面ながらに15インチクラスのボディサイズを実現し、15インチサイズに対応したリュックやビジネスバックにもスッキリと収まります。
  • 一流のパフォーマンス
    • 次世代に相応しい圧倒的なパワーを驚くほど薄くコンパクトなボディで実現しました。ProArt StudioBook Pro 17は、高い性能が必要なタスクも軽々こなし、デスクトップにも引けを取らないパフォーマンスを発揮します。高性能CPUや高速なストレージ、プロ級のグラフィックス性能などあらゆるクリエイティブな仕事も今まで以上に快適こなすことができます。
  • 最高のハイパフォーマンス
    • ProArt StudioBook Pro 17は、インテル® Core i7-9750H プロセッサーを搭載し、高い処理能力を必要とするようなアプリケーションも軽々こなします。通常のノートパソコンでは処理に時間のかかる作業やスムーズなマルチタスクを実現し、まさに次世代に相応しい圧倒的なパフォーマンスを発揮します。
  • プロ級のNVIDIA® Quadro® グラフィックス
    • 制作物の編集からマルチレイヤーのレンダリングまでNVIDIA® Quadro® RTX 3000 Max-Q グラフィックスならスムーズに作業を進められます。DirectX® 12をサポートしているため、よりリアルな表現が必要なアニメーションやゲームの制作が効率的に行えます。また、進化したRTXシリーズの機能であるレイトレーシングはよりリアルで美しいグラフィックス効果を実現させ、人工知能があらゆるタスクの最適化を行います。
  • いつでもクールに
    • ProArt StudioBook Pro 17は、最大のパワーで高負荷な作業を長時間行えるよう冷却性能を向上させました。排熱で使用するファンのデザインを改良することで、内部のエアフローを改善。さらに、冷却システム全体に対する厳しい耐久性テストを実施しており、長時間に渡るクリエイティブな作業も安心して行うことができます。CPUやGPUを最大限使用し、冷却が必要な場合も35dB以下のノイズで収まる静穏設計を採用しています。
  • 緻密で高精細、細部までハッキリと
    • 17インチの狭額ベゼルディスプレイは、まさに圧巻の一言です。より多くの色を使いリアルな色合いを再現することで、細部のディールまで鮮明に映し出し、過去最高の鮮やかさを放ちます。さらに、アンチグレアを採用しているため映り込みを軽減し、集中して作業に取り組むことが可能です。
  • 小さなボディに広がる大画面
    • ProArt StudioBook Pro 17の狭額ベゼルディスプレイは、大画面なディスプレイとコンパクトなボディサイズの両立を可能にしました。ベゼル幅を最大までスリム化させることで、15インチクラスのサイズで17インチのディスプレイを搭載しています。さらに、16:10の画面比率を採用することでディスプレイ内の表示域が広がり、クリエイティブな作業をより広い環境で行えます。
  • アイディアの共有
    • アイディアを共有することは、チームの活性化に繋がります。ProArt StudioBook Pro 17は、180°まで開くことのできるフラットヒンジを採用。ディスプレイを180°まで開くだけでデザインや資料を周りの人と簡単に共有することが可能です。
  • Thoughtful, innovative design
    • 新たに導入された独自のNumberPadは、従来のタッチパッドに加えコンパクトなボディでも素早い数値入力が可能なテンキーになる便利なタッチパッドです。さらに、NumberPadを起動中でも、タッチパッドでカーソル機能が使用できます。また、マイクのオン・オフやスクリーンショットなどの便利機能にF9~F12をそのまま押すだけで、すぐにアクセスできるようになりました。
  • 充実のインターフェイス
    • モバイルワークステーションの名に恥じないようあらゆる機器とつながる豊富なインターフェイスを用意しました。オフィスでも、外出先でも幅広く使うことができるThuderbolt 3 (Type-C) を搭載。また、ギガビットクラスの高速通信が可能なWi-Fi 6 (IEEE 802.11ax)に対応しており、いつでも有線接続のようなハイスピードの通信が可能です。
  • ISV認証
    • クリエイティブな作業にソフトウェアは必須です。ASUSでは独立系ソフト開発会社と協力し、プロの現場で使用されるソフトウェアがスムーズに動作する証明としてISV認証を取得しています。
  • 究極のオーディオ体験
    • 最高のオーディオ性能を実現するために、ASUSの音の専門家ゴールデンイヤーチームが、次世代のASUS SonicMasterオーディオテクノロジーを作り出しました。ノートパソコンではこれまで聴くことのできなかった夢のようなサウンドをお届けします。
  • ミリタリーグレードの堅牢性
    • 信頼性と耐久性に関して非常に厳しい米国軍事規格であるMIL-STD 810Gに適合しており、標高、気温、湿度などの過酷な環境での使用テストを含む厳しいテストをクリアしています。また、業界で定められた標準をはるかに上回るASUS内部の品質テストにも合格しています。

などです。ワークステーションですので高性能と信頼性を重視した感じです。

実機テスト

普段仕事で使っている建築3DCADをメインに、各種ソフトを走らせてみました。

建築3DCADのテスト(ALTA SS)

建築3DCADメーカーの確認する動作環境に適合するシステムです。
ただ、ビデオカードの項目にNVIDIA Quadro RTXが搭載されていますがCPU内蔵GPUのIntel UHD Graphics が表示されています。

図面入力

過去に作った図面データを使って編集をしてみましたが、とても快適に動作します。やはり17インチのモニタは作業するにも見やすいです。

パース作成

パース自動生成も快適に動きます。

動画後半部分にタスクマネージャーを表示しましたがCPU、GPUとも使用率に余裕があります。

構造パース表示

こちらもサクサク動きます。

こんな感じでグルグル回りますので、ストレスなく作業ができると思います。

WallStat

今回もWallstatを回してみました。バージョン4.39で データは編集ファイルサンプル2を使用です。あくまでも参考値として見てください。

計算時間は、約9分32秒かかりました。

シュミレーションも問題無く動きます。

おまけのCINEBENCH_R15

住宅設計用3次元CAD(建築3DCAD)の推奨動作環境は”Open-GLが動くことがありますのでCINEBENCH_R15で検証です。

OpenGLは 177.84fps。CPUは1228 cbでした。

おまけのCINEBENCH_R20

CPUは2755ptsです。

CINEBENCH_R23

今回は、CINEBENCH_R23のテストもしてみます。

CPU(Multi Core)が6407pts、CPU(Single Core)が1183ptsでした。

Crystal Disk MarkCrystal Disk Mark

ストレージのテストです。

ゲーミング性能を試してみました

ゲーミングパソコンですので、ゲームのベンチソフトを走らせてみます。

FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION BENCHMARK

何パターンかテストしましたが、1920×1080の標準品質で快適の評価です。

FINAL FANTASY XIV SHADOWBRINGERS

ANTASY XIV SHADOWBRINGERSのBENCHをはしらせてみました。

1920×1080 最高品質で「非常に快適」判定です。

ドラゴンクエスト X ベンチマーク

解像度1920×1080の場合、最高品質で『すごく快適』です。

動画編集テスト

EaseUS Video Editor(試用版)

パソコンのデーター復旧やバックアップのソフトでお馴染みのEaseUSさんの動画編集ソフト EaseUS Video Editorの試用版でテストしてみました。

2分8秒のmp4の動画ファイルをMOVで書き出してみましたが約37秒で書き出し終了。XEONとQuadro搭載のPrArt StudioBook Pro X W730G5Tより約1秒遅かったです。

この動画編集ソフトの書き出し速度は、何に依存しているのかわかりません。

購入をおすすめしたい方

今回も僕個人的な意見です。

今回お借りしたこのASUS ProArt StudioBook Pro 17 W700G3Tは会社でCADやデザイン、解析等の仕事をされている方に向けたモバイルワークステーションで、XEON搭載のProArt StudioBook Pro X W730G5Tの下位に位置する25万円台で購入できるモデルです。

Quadro搭載だけあって、建築3DCADは文句ない快適さで、その他の作業も快適にこなせます。
動画編集もサクサクと動きましたので、クリエイターの方全般に向けてオススメの印象を受けました。

公式サイトに『15インチサイズと同等のサイズ感』と書かれていますように、実際には2.5kgとそこそこ重いですが持った時の想像以上の軽さと薄さで、会社、自宅、外出先でのパソコンでの作業を一台で完結させたい方にはおすすめのパソコンになります。

まとめ(僕個人の感想)

今回は『ASUS【ProArt StudioBook Pro 17 W700G3T】レビュー』の記事でした。

このPrArt StudioBook Pro 17 W700G3Tを含め同シリーズは、画面が大きいので建築3DCADの操作も楽で、USB Type-Aのポートも多くありますのでセンチネルを挿してもまだまだ空きがありますし、USBレシーバーを挿してトラックボールを使うとより使い勝手が良くなります。

【ロジクールERGO M575レビュー】使いづらいって本当?トラックボール体験談

電源アダプターはProAtrt StudioBook Pro X W730G5Tよりは少し小さいものの、230Wと比較的大き目です。僕がいつも使っている17インチのノートパソコンが入るバックに入れるとこんな感じ。ミリタリーグレードの丈夫さがありますが、クッション付きのバッグです。

今回お借りしたモデルは25万円台で、快適に仕事に向き合える一台になると思います。

製品仕様・販売価格については変更となる可能性がございますので、ご購入時にメーカーサイトでご確認ください。

このASUS【ProArt StudioBook Pro 17 W700G3T】の商品詳細と購入は下記からどうぞ

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