【DAIV 3Nレビュー】建築3DCADも快適に動くモバイルクリエイターPCならコレ!

7 min

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令和2年3月日時点の内容です。

建築業界で働くNORI(@norino_mono)です。

マウスコンピューターさんのCore i7-8709G、Radeon RX Vega M GH搭載のコンパクトでハイスペックなクリエイターノートパソコン『DAIV 3N』の実機レビューです。

貸与品

(株)マウスコンピューター様からDAIV 3Nをお借りできたのでレビューをしてみました。

DAIV 3Nは現在販売が終了しています。

DAIV 3N

マウスコンピューターさんのクリエイター向けPCの中のノートパソコンで13.3インチのとても小さいタイプがあります。

最近のパソコンはべセルが細くなったので、14インチノートパソコンでも、以前の13インチのノートパソコンとほぼ同じサイズですので、持ち歩きに不自由はありませんが、このDAIV 3Nは、Core i-7のCPUにグラフィックボードをRadeon RX Vega M GHを搭載しているクリエイター向けPCですので、住宅設計3次元CAD(建築3DCAD)を使った環境で使えるか?と興味を持ちました。

スペック

 

OSWindows10 Home 64ビット
CPUインテル® Core™ i7-8709G プロセッサー
4コア/3.1GHz/TB時最大4.1GHz/8MB スマートキャッシュ/HT対応
グラフィックス
Radeon™ RX Vega M GH グラフィックス / インテル® HD グラフィックス 630
4GB/ メインメモリからシェア (最大 約8GB)
メモリ16GB(16GB×1)
ストレージM2SSD 512GB(NVM℮対応)
液晶パネル13.3型フルHDノングレア
1,920×1,080
サウンドハイデフィニション・オーディオ
インターフェースディスプレイ2 (HDMI/ 右側面×1、USB Type-C/ 右側面×1)
USB3.0×2
USB3.1×1 (Type-C/ 右側面×1) ※Thunderbolt3対応、ディスプレイ出力と共用で常時給電対応します。
サウンドヘッドセット(CTIA準拠 ミニジャックメス)
無線インテル® Wireless-AC 9260 (最大1.73Gbps/ 802.11ac/a/b/g/n) + Bluetooth 5モジュール内蔵 ※連続160MHz帯域対応 HT160機器が必要です
Webカメラ100万画素
マウス高精度タッチパッド
キーボード日本語バックライトキーボード

外観

閉じてあると普通のノートパソコン。黒いツヤの無いボディです。DAIVシリーズのロゴは恰好いいですね。でもボディの黒は、ちょっぴりオジサンの手の脂の跡が残りやすく感じます。

DAIV 3N
DAIV 3N

重さは、実測で1635.8g。一般のモバイルパソコンと比べて少し重いですが、十分持ち運びに使える重さだと思います。

サイズは、307mm×215mm×19.9mm(折り畳み時)。A4用紙より少し長いくらいで、14型と比較するとだいぶ小さいです。CADを使う事を考えると、画面の大きい14インチでも、以前のノートパソコンと比べても十分に小さいので持ち運びに不便を感じないのですが、13.3インチの持ち運び性を体験してしまうとこちらに軍配があがるのかもしれません。

インターフェイスは、向かって左側面にUSB3.0のUSB-Aが一つ、マイク端子とヘッドフォン端子。右側には、USB3.0のUSB-A端子、HDMIとUSB3.1/Thunderbolt3のUSB-Aがあります。Thunderbolt3端子は4K解像度に対応するディスプレイポートなので、高解像度マルチディスプレイ環境になります。

住宅建築のCADを使っていると、プロテクト解除をするセンチネルがUSB-Aなので、やっぱりUSB-A端子があるととってもうれしいインターフェイスです。

底部は、スリットからファンが見えます。スピーカーは手前側の左右のスリット部分に配置されてるのかな?ヒンジに近い部分に2枚「高温注意」のステッカーがあります。右手前の使用上のご注意に

  • パソコンは通常の仕様でも熱くなるため、膝の上などに置いて使用しないでください。
  • ソファーやカーペット、布団やベッドなどの寝具の上で使用しないでください。通風口を塞ぐことになり、発熱や故障の原因になります。
  • 必ず本製品付属のACアダプタを使用してください。

とあります。小さくて軽いから家の中で持ち運びしやすいですが、お布団でのゴロ寝パソコンはできないみたいです。

膝上作業用の台を使ったりすれば、大丈夫と思います。

電源アダプタは実測522.5g。少し大きめです。約10時間のロングライフバッテリー搭載ですので、出先での作業でしたら十分もつと思いますが、移動は車の僕にとってシガーソケットから変換して100Vを取れるので、大丈夫かなと思います。ただ、高いパフォーマンスでの作業を求められたときは電源に接続は必要です。

ディスプレイは光沢タイプ13.3インチ。ナローベセルで枠いっぱいに画面が広がります。

キーボードは、日本語キー。キーピッチは標準的の約19mm。ストロークはカタログ値で約1.7mm。押し具合は、しっかりした腰のある感じです。

タッチパッドはボタンがパッドの手前側に入ったタイプ。マウスコンピューターさんのタッチパッドの使い勝手が僕は結構好きな感じです。電源ボタンはディスプレイセンターの下側のmouseのロゴに下にあります。電源ONで点灯します。

          

DAIVは、クリエイター向けパソコン。このDAIV 3NはCPUが第8世代のCore i7-8709G、グラフィックボードはRadeon RX Vega M GHが搭載され、ラベルが貼られています。

intel+RADEONのラベルが一緒になってるので、何だろう?と気になったのですが、このCore i7-8709GはIntelとAMDが一体になったものだそうで、一つのチップの中に入っているらしいです。何だか不思議な感じです。グラフィック性能は、Intel HD Graphics 630とRadeon RX Vega M GHです。

製品特徴

DAIV 3Nのページから紹介しますと

快適OS Windows10

2019年1月14日でWindows 7のサポートが終了して、Windowsで現在主流のOSです。標準が、Windows10 Home 64ビットですが、Windows 10 Pro 64ビットへの変更も可能です。

インテルCoreプロセッサー搭載

第8世代のCore i 7-8709Gプロセッサー搭載です。モバイル用のCPUでバッテリー持続時間も向上しているタイプ。クリエイター向けDAIVシリーズで写真や映像の編集など複雑な物理計算をも対応しているそうです。

後述しますが、CADの動作は早かったですし、試用版の動画編集ソフトを 動作させてみましたが、サクサク動きます。

AMD Radeon グラフィックスを搭載

モバイルですがクリエーター向けパソコンという事で、AMDのRadeon RX Vega M GHグラフィックを搭載しています。

外出先でもCADで図面も描きたい、写真の編集もしたい、動画編集も…となるとグラフィックボード搭載必須ですね。

小型化と性能向上を両立した革新ノート

小さいながらも電力パフォーマンスのよいCPUと高性能なグラフィックスを搭載して、外出先でも写真加工などができるので、さまざまな使い方ができるシリーズです。

 

狭額縁のナローベゼル採用

NTSC比 約72%の高精細グレア液晶パネル

A4サイズ同等の大きさに13.3型(1,920×1,080)搭載、画面にパネル上左右3辺のベゼル幅が狭いナローベゼルです。

グレアタイプでテカテカしていますが、とてもキレイに映ります。

高速インターフェースThunderbolt3を搭載

USB3.0の約8倍の最大転送速度40Gbpsの超高速伝送を実現するThunderolt3に対応したType-Cポートが搭載されています。

持ち運びを支援するロングライフバッテリー

低消費電力で高性能なパーツを採用し、約10時間の長時間駆動を実現。他のモバイルノートと比べると少し短い感じがしますが、高性能なグラフィックと引き換えなのかな?って思いますが、10時間駆動できればACアダプターの持ち運びを気にする事なく作業ができそうです。

高解像度マルチディスプレイ環境を実現可能

HMDIとThunderbolt3とで2画面4K出力が対応可能です。

外出先でDAIV 3N単体で仕事をしたり、打合せ時に大きなディスプレイで表示したり、オフィスに戻って液晶モニター2台に接続して…とこれ一台で色々な使い方ができそうです。

自然な操作感が心地よい入力デバイス

大型で操作性の良いタッチパッドと、使い心地のよいキーボード。実際に触ってみるとキーストロークも丁度良く感じて、押し心地も腰のある感じで、打ちやすいです。

今までのパソコンは外出先でもマウスが必要と思いましたが、このDAIV 3Nはちょこっとした図面の修正でもタッチパットでもいける感じがしました。

インターフェースに関しても、最近のモバイルパソコンは、USB Type-Cだけの物もありますが、僕の使うCADのプロテクト解除にはUSB Type-Aに接続するセンチネルがありますので、Type-Aがあってくれるのはホント嬉しいです。ディスプレイに関しても僕が以前から使っているディスプレイはHMDI端子です。この端子もついているので、現在の環境をそのまま使えますし、新たにディスプレイを購入する際もHMDIやThunderbolt3どちらの物でも対応できるので、これは良いと思います。

実機テスト

建築設計業(設計・プレゼン・打合せ等)と自宅に持ち帰って会社や個人のブログ、また今回は現在興味のある動画編集を試用版のソフトを使うなどの利用をしてみました。

3DCAD使用(ALTA SS)

CPUがCore i7-8709Gで4コア8スレッド、メモリ16GBでグラフィックス性能はRadeon RX Vega M GH/インテルUHDグラフィック630ですので、ALTA SSの動作環境に対応しています。

僕の使っている3DCAD「ALTA SS」をインストールする時に動作環境の確認画面。ビデオカードに関しては、インテルHDグラフィック630に対応していますのでOKが表示されていますので、問題なく住宅設計用3DCADを使われる方にも対応できる性能です。

DAIV 3N

ストレージが(NVMe)M2.SSDですので、インストールする時間がとても速いです。

図面入力

こちらは、以前のパソコンのレビュー記事の時に使った住宅性能評価のデータを使います。

図面データの入力は絶対的にマウスの方が楽ですが、少しの修正でしたらこのタッチパッドでも十分できます。

CPUもグラフィックボードも高性能ですと、部材の自動生成のボタンを押したあとの動作が早く、作業にストレスを感じません。

パース作成

内観パースの生成ボタンを押した後の作業が早いです。右下の画像にタスクマネージャーが表示されていますが、CPUにもグラフィックにも余裕があるようです。

パースを回してみる

パースをグルグルと回す動作をしている途中のタスクマネージャー。建物がひっくり返って基礎の下から見た絵になっていますが、こちらでもCPU、グラフィックともに溶融があります。グラフィックに関しては、Radeon RX Vega M GHの前に、インテルHDグラフィック630が動いているようですが、こちらも余裕があるみたいです。

DAIV 3N

グルグル回すのも、ひっかかりも感じず、いつもより良く回っている感じでした。

おまけのWallstat

今回もWallstatを回してみました。バージョンは4.3.4、 データは編集ファイルサンプル2を使用です。

DAIV 3N

アニメーション前の計算は、おおよそ7分57秒。優秀はタイムです。ホント早いです。

DAIV 3N

快適に動きます。

本来なら、構造計算ソフト等も回せればいいのですが、ここ最近は構造設計事務所さんにお願いするようになってきて、ライセンスが切れちゃったのでテストできません。

おまけのCINEBENCH_R15(参考程度)

GPUの性能もわかるようにCINEBENCHI_R15を走らせてみました。外出先でバッテリーを持たせたい時に負荷のかかる仕事をされる方はあまり多くないと思いますが、パソコンは「電源モード:最も高いパフォーマンス」にしてあります。

DAIV 3N

Crystal Disk Mark

ストレージのテストでCrystal Disk Markを走らせてみました

DAIV 3N

NVMeのSSDは早いです。

動画編集ソフト(試用版)

今回のDAIV 3Nはクリエーター向けのノートパソコンです。僕が使っている住宅設計3次元CADを動かす性能は十分でしたので、動画編集ソフトも試してみました。

EaseUS Video Editor (試用版)

パソコンのデータ復旧でお世話になっているEaseUSさんのVideo Editorの試用版でテストしてみました。

以前他のPCでテストした同じ動画ファイル(2分9秒程度)をMOVファイル形式で書き出してみました。時間は1分16秒。

この動画編集ソフトの動作テストをする時、何を基準にしたらいいのか現在ちょっと考え中です。

ゲーミング性能のテスト

ゲーミングパソコンにはあまり詳しくありませんが、仕様などを見るとサウンドやディスプレイ以外は近い性能を持っている感じがしますので、ゲームの動作のテストとしていくつかのベンチソフトを走らせてみました。

FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION BENCHMARK

画面サイズは1,920×1,080で、画像品質を変えてテストしました。標準ですと普通、高品質にするとやや重いがでました。

ドラゴンクエスト X ベンチマーク

解像度を1,920×1,080で、グラフィック設定を最高品質と標準品質でテストしました。

それぞれ、快適と普通でした。この数値はCPU?グラフィックボード?メモリ?のどれによって変わるんでしょうか?教えてください。

まとめ(僕個人の感想)

マウスコンピューターさんより本機【DAIV 3N】をお借りして、使い倒したNORI(@norino_mono)の個人な感想です

このパソコンは、マウスコンピューターさんの販売されるクリエイター向けノートパソコンの中で一番サイズの小さいタイプです。

普通のモバイルPCは書類作成やレポート作成、ネット閲覧でしたらサクサク動きますが、外出先でも住宅設計3次元CADや写真編集、動画編集など重たい作業をされる方でもサクサク動く、とっても面白いパソコンでした。

僕の様に田舎住まいで、移動はほぼ100%車でも、パソコンバッグの中のパソコンは小さくて軽い方が、移動にしてもバッグから取り出すのにも気軽に感じました。

マウスコンピューターさんのパソコンは、国内生産カスタマイズパソコンと、コールセンターの受付時間24時間365日、修理パソコンの到着から返却まで72時間で修理完了以前は96時間だったが短くなったようです)と仕事で使うのに安心なパソコンです。

外出先や、自宅にパソコンを持ち帰る技術者やクリエイターの方、趣味で写真編集や動画編集される方、自宅でテレワークするのにオススメなクリエーターノートパソコンです。

製品仕様・販売価格については変更となる可能性がございますので、ご購入時にメーカーサイトでご確認ください。

nori

nori

日頃は住宅建築業界で働いている副業ブロガーです。

仕事で使う建築3DCADが動くパソコンをはじめ、作業環境など快適な環境になる情報を伝えて発信しています。

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