火の見櫓

京アニ火災の事件のニュースを見て室内の不燃を考えた

少し経ってしまいましたが、令和元年7月18日に発生した京都アニメーションの放火事件のニュースを見て考えたことをちょっと書いてみます。

タイトルから脱線しちゃいますが…

僕のプロフィールにあまり詳しく書いてないのですが、仕事は建築関係で個人住宅建築の仕事をしていましす。

(専門用語が多くならないように、できるだけわかりやすくなるように、ちょっと端折っての記載になるかもしれませんが、ご了承ください。)

建物にはルールがあります

建物を作る時にはさまざまなルールがあります。近隣の環境や家の外側、内側、いろいろあります。

住宅の建物内部の火を使う部屋には燃えない材料を使うルールがあります。 最近はキッチンにIHヒーターを使い火を使わなかったり、コンロ中心からの距離で内装制限の範囲を決めたりする事が出来るようになり、部屋の区画毎に燃えない材料を使う事も少なくなった気がします。

デザインやイメージよりルール

テレビでリフォームの番組をやってるのを以前は面白がって見たのですが、変なギミックやウケ狙いのような番組構成に見るのに疲れてしまったのと同時に番組も減ってきたので、目にする機会が減りました。

今でも、建築士の関わりの少ない様に感じるリフォーム番組を見掛ける事があり、見る番組が無い時にはチャンネルをそのままにしておく事がありますが、燃えない材料を使わなくていけない所にペラペラで簡単に火が付きそうな材料を使うシーンがあったりします。

プロの関わり

新築住宅を建てる時や、大規模なリフォーム工事ですと、建てる前やリフォーム前に役所などに図面を提出して確認してもらってから、工事がスタートし、工事終了時にも実際の建物を見て検査をしてもらわないと住めないようになっています。

ですから、住まい手さんの希望のデザインや素材・予算に合うようにしながら法律にも適合した安全を守る住まいができるのですが、ちょっとしたリフォームですと、今思いついて、買い物に行って、取り付けちゃう!みたいな事ができる反面、法律違反になってしまう可能性もあります。

また、法律違反にはならないけれど、どうみても危ないって事もあって、もし火が付いて燃え移っちゃったら…と思うと心配になります。

ほんの小さな棚をつけたりとかなら大丈夫だと思いますが、プロを入れる事を考えるのはいかがでしょうか?

プロでも…

1件の家が完成するまでに携わる業者はたくさんいますが、それぞれの分野の専門家でありそのほかの業務はちょっと分からないという方が多いのは事実です。

基本、設計のプロである建築士は家を設計するデザイナーであり、法律を守る建物を考える法律家であり、丈夫で長持ちする事を考える技術者です。

たまにですが、ある職種の方に相談したらOKって言われたけれど大丈夫かな?って相談を受けることがあります。僕が聞いた範囲では完全に✖ですが、その業者さんはOKって言ったそうです。

でも、一般の方から見たらその人は建築に携わる業者さんです。

京アニの建物だって、安全を考えて建てられたはず

京アニの建物は、住宅じゃなくて社屋なので僕のジャンルとは少し離れているので詳しくは言えませんが、新築した当初は安全を確保して建てられたものだと思います。

それでも、液体をまかれて火をつけられる不慮の事故が発生すれば法律を守っていても燃えてしまいます。

法律を守っていても燃えちゃうんじゃ、法律なんて守らなくてもいいじゃん!って事をおっしゃる方もいらっしゃいます。建築業に携わる方の中にもいます。

でも、もしも…の事を考えて何か起こっても被害ができるだけ少なく、亡くなる方ができるだけない住まいにするため、住まいに手を付ける前にちょっと考えてみてください

このサイトは、本職とは一切離れていて僕の利益は一切ありません。

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